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Channel: 小説の感想 – ultimate-ez.com
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彼女の肩に手を伸ばしたところで覚める夢。 小説『火車』(宮部みゆき) ネタバレ感想

当ブログの今年の課題図書としても挙げた「このミステリーがすごい!ベスト・オブ・ベスト40冊」より、国内編第1位の『火車』(宮部みゆき)を読んでみました。 宮部みゆき作品はまだKindle対応がなされていないようで、久しぶりに“紙の本”での読書。 いつの間にかKindleより紙の本のほうが読みにくくすら感じていることに衝撃を受けます!...

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この世には不思議なことなど何もないのだよ― 小説『姑獲鳥の夏』(京極夏彦)ネタバレ感想

今年の課題図書として「このミステリーがすごい!ベスト・オブ・ベスト」の40冊を全部読んでみようと試みているんですが、国内編第3位『魍魎の匣(京極夏彦)』への布石として、シリーズ前作にあたる本作『姑獲鳥の夏』を読んでみました。...

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“生涯ベスト”なミステリーに出会いました。 小説『生ける屍の死』(山口雅也) ネタバレ感想

2014年は、“今年の課題図書”として「このミステリーがすごい!ベスト・オブ・ベスト」を全部読んでみようと思っていて、国内編第2位の本書『生ける屍の死』にも手を出してみました。 僕は“ミステリー好き”を自称しておきながら、本書について読んだこともなければ、存在もぼんやりとしか知らなかったんですが、いやー、これはすごい!!!...

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船に乗“れ”なかったあの日のあの一歩を、今度こそ。 小説『恥知らずのパープルヘイズ』(上遠野浩平) ネタバレ感想

マンガや小説を原作とした映画の中には、時として不可解な名作というものが存在します。 テンポも悪ければ演出もダメダメ。 原作を読んでいないと話の筋さえ追えないような酷い脚本。 それなのに感動し、あまつさえ涙まで流してしまうような作品。 つまり、映画としての完成度は明らかに最低レベルにも関わらず、原作のポテンシャルだけで、作品自体の価値をある水準まで持ち上げているような作品があったりするものです。...

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魍魎とはな、境界だ。 小説『魍魎の匣』ネタバレ感想

『姑獲鳥の夏』に続き、2冊目の京極作品を読みました。 今年の目標として、「このミステリーがすごい!ベスト・オブ・ベスト40冊を全部読む」なんてことを実施中なんですが、これでようやく3冊目。 超スローペースではありますが、多くの人が認める“ミステリーの名著”は、やっぱり面白い本揃い!...

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こういうキラキラとした一瞬のために、人は生きていくのかもしれない。 小説『メモリー・キーパーの娘』感想

僕は一番好きな文学作品が『童話物語』という作品で。 このブログでこれまで感想をつづった作品の中でも『ラスト・チャイルド』が上位につけていることからもわかるとおり、人が”絶望の中に希望の光を見出す物語”が好きだ。 ボコボコにへこまされた人間、全てをなくした人間が、最後に伸ばした手で本当に大切なものを手にする物語が好きだ。 本作『メモリー・キーパーの娘』は、まさにそういう類の物語。...

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小説『愚行録』ネタバレ感想

妻夫木聡、満島ひかり主演で実写映画化で話題になっている本作。 「慟哭」「乱反射」で有名な貫井徳郎さんの作品です。 本作について、まったくの前提知識を持たずにみたんですが、手に取ってみようとおもったきっかけはやはり映画版のポスター。 僕は満島ひかりという女優さんが大好きなんです。...

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確かにその嘘は見抜けなかった…:小説「あなたは嘘を見抜けない 」ネタバレ感想

ミステリーとしてかなり挑戦的なタイトル「あなたは嘘を見抜けない」が気になり、思わず手に取った本書。 私はKindle版を読んだので目にしなかったのですが、本の帯には「この真相、絶対予想不可能――。」「廃島を舞台に「嘘つき」たちの騙しあい」の文字が。 これはミステリー好きなら何度も騙され、でも何度も食いついてしまう魔法の言葉。。 「オチの凄さを煽る帯=叙述トリック」というのはもはやド定番の公式で。...

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2017年、読んだ本の中でおすすめの本6冊

2017年、読んだ本のなかで特に面白かったオススメの本を”今年のベスト”として紹介します! “今年の”ということですが、今年発売した本というわけではなく、あくまで僕が今年読んだ本縛り。とは言えあんまり古いのを紹介するのもなぁ、ということで、古くても2015年以降くらいの発売に限定して”今年のベスト”を選びました。 今年のベスト本:ゼロから作るDeep Learning ゼロから作るDeep...

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激動の時代のとある2日間を圧倒的な没入感で体感できるミステリー【書評】『ベルリンは晴れているか』深緑野分

この国は、もうずいぶん前から、沈没しかけの船だったんだ。 このミステリーがすごい!2019年版(国内編)第2位、週刊文春2018年ミステリーベスト10(国内部門)第3位、 2019年本屋大賞ノミネート、直木賞候補、第9回Twitter文学賞(国内編)第1位など、高い評価を受けている本書。...

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